MITは、持続可能な社会づくりの仕掛けを作るため、政策提言・計画立案を行い、行政や事業者の取り組みを支援します。また、未開拓の地域資源の魅力や強みを見つけるための調査を行います。それらを、デザインの力でいかし、ITを活用してつなぎます(いかす部門、つなぐ部門との横断的展開)。
対馬市の第2次総合計画は2014年〜2015年にMITが策定支援を行いました。対馬は向こう10年間で『自立と循環の宝の島』をビジョンとした持続可能な社会づくりを進めます。MITも地域に根付く伴走型コンサルタントとして、対馬市のビジョンや計画に沿った形で「ひとづくり、なりわいづくり、つながりづくり、ふるさと(自然環境)づくり」の切り口から、事業展開を進めて生きます。また、対馬での実践・実績を携えて、全国の地域に出向き、コンサルティング・アドバイスも行います。

1. ひとづくり

持続可能な社会を作るために最も必要なのは、担い手です。私たちとビジョンを共有し、一緒に事業を進めていける人材を育てたいと思っています。地方での暮らしの豊かさは、私たちが身を持って体験しています。そういった地方での魅力を感じ、それをいかし・つなげる人材を育てていきます。

(これまでの実績)

(ア) 島おこし実践塾や対馬市職員研修などの実践教育の提供【2013年〜】
✓ 対馬市が主催する島おこし実践塾は、環境保全や地域振興などについて、将来の担い手育成のため、学生等を対象として合宿形式で行います。生物多様性はどのよう育まれ、保たれてきたのか。生物多様性の危機の本質とは。これからの農業、林業、水産業は、度うなっていくのか。地域創生の現場で課題や現状を学ぶプログラムです。

 

地域おこしを離島で学ぼう:島おこし実践塾のすすめ 2014/05/27
(いなかパイプ:いなかマガジン)

 

フィールドキャンパス対馬学舎について

 

 

(イ) 平成27年度対馬市におけるUターン推進施策に関するアンケート調査業務【2014年】

✓対馬を離れたUターン候補者である20-30代若者に対して、対馬に対して現状どう感じているか、また、どのような状況や条件が整え、島に還っても良いと考えるかなどアンケート調査によって把握し、有効な施策を検討しました。

 

 

 

 

 

2. なりわいづくり

豊かな地域の資源、特に、生物資源を持続可能な形で活用することができる仕事が今後生き残り、繁栄します。なぜなら、生物資源はうまく活用できれば、半永久的に再生産してくれるからです。そういった生物多様性保全や生態系サービスの視点に立って地域のなりわいに付加価値をつけてリノベーションして行きます。持続可能性を追求した事業が儲かるような仕組みを企画し、提案・実行して行きます。

(これまでの実績)

(ア) 佐護ツシマヤマネコ米の売上向上のためのコンサルティング・事務局業務【2015年〜】
絶滅が危惧される天然記念物ツシマヤマネコは対馬のシンボルです。生態系ピラミッドの頂点にいるヤマネコが存在するということは、その地域にヤマネコの餌動物が豊富にいることを意味し、すなわち健全な生態系があるという指標になります。ツシマヤマネコは田んぼでカエルやネズミ、鳥などの餌を獲る。それらのヤマネコの餌の餌である田んぼの多様な生き物(虫)を増やすために、地元の農家が農薬をなるべく使わないでお米を生産しようと奮闘しています。そのお米を、“ツシマヤマネコ米”として販売し、ブランド化している。MITでは、このヤマネコ米の販売・営業担当を担っており、私は佐護ヤマネコ稲作研究会という地域団体の事務局長も兼任している。販売体制の立て直し、営業・広報活動の強化、販路拡大などの結果、MITが事務局を担ってから、順調に売り上げが伸びており、平成27年度は10.5t、平成28年度は17.5tのヤマネコ米を全国の消費者に届けることができています。

 

詳細はこちら(佐護ヤマネコ稲作研究会のウェブサイトをご覧ください)

 

 

地域ブランドを持続していくということ 2017/05/09
(いなかパイプ:いなかマガジン)
 

(イ) 五島市奈留まちづくりアドバイザー事業委託業務【2017年〜】
✓奈留町内への移住・定住のために必要不可欠な雇用の場を確保および創出するため、月1回ペースで現地訪問し、既存事業の拡大や地域資源の発掘による規事業の可能性の検討・提案しています。

3. つながりづくり

今の社会は、あらゆるものが縦割りになっています。縦割りの弊害は非常に多岐に渡りますし、そういった仕組みがイノベーションや業務効率化の妨げになっています。私たちは、様々な縦割りの主体に横串を指し、緩やかに繋がっていくために、中間支援組織や触媒として機能することを目指します。また、そういった繋がりを作る仕組みを提案します。

(ア) 対馬市域学連携地域づくりコーディネート支援事業【2013年〜】
✓対馬市域学連携地域づくり推進事業に取り組むにあたり、中長期的な計画作成やその効果的な推進のための業務支援を行いました。大学生の受け入れのための仕組み(島おこし実践塾やインターン、学術研究など)を組み立てたり、対馬学フォーラムや域学連携実行委員会の開催支援を行なっています。

 

 

 

4. ふるさとづくり

ここで定義する“ふるさと”は、私たちの暮らしを支える自然環境のことを示します。豊かな大地・海の恵(生態系サービス)を最大化することが地域の再生にとって最も重要な鍵であると確信しています。そういった生態系サービスを回復させるための政策・計画づくりを進めて行きます。

(ア) 海洋保護区設定推進事業【2013年〜2014年】
✓対馬市では、豊かな海洋資源を持続可能な形で利用するために、対馬市独自の海洋保護区を設定して、水産資源の保全を進めることを検討しています。私たちは、その検討に向けた会議の組み立てや資料作成、海洋保護区の重要性についての普及啓発資料(パンフレットや動画)を作成しました。
(イ) 平成29年度伊奈鳥獣保護区の現況把握及び適正管理手法検討業務 【2017年〜】
✓伊奈鳥獣保護区内におけるツシマヤマネコの生息阻害要因を中心とした情報を把握し、鳥獣保護区資質の向上手法等を検討しています。
(ウ) 平成29年度ツシマヤマネコの生息環境と関連産業の持続可能なあり方検討業務 【2017年〜】
✓ツシマヤマネコの生態に影響を及ぼす可能性がある農業及び観光業を中心とした地場産業がツシマヤマネコへ与える影響やヤマネコへの配慮事項及びツシマヤマネコが持続可能な形で生息するための産業のあり方を検討しています。